はじめに
「食事から摂れば十分」という考え方は理想的ですが、現代の食環境では必ずしもそうとは限りません。
私はこれまで数多くのサプリメントを試してきましたが、最終的に「これだけは外せない」と感じているのがマルチビタミンミネラルです。今回は、その理由と背景を解説します。
現代の食事で栄養不足が起こりやすい理由
近年の研究では、野菜や果物に含まれるビタミン・ミネラル量は数十年前に比べて減少傾向にあると報告されています。これは以下のような要因が関係しています。
土壌の栄養枯渇:集約的農業により土壌中のミネラルが減少
品種改良による栄養価の低下:収量や見た目重視で栄養素が薄まる傾向
輸送・保存期間の延長:収穫から食卓までの時間が長くなり、一部のビタミンが減少
さらに、外食や加工食品の摂取増加も、微量栄養素不足の原因となります。
筋トレをする人が特に注意すべき理由
筋トレをすると筋肉だけでなく全身の代謝が活発になります。筋肉合成やエネルギー代謝には、ビタミンB群、マグネシウム、亜鉛などが欠かせません。これらが不足すると、
・疲労回復が遅くなる
・筋肉合成効率の低下
・免疫力の低下
といった影響が出やすくなります。
トレーニーほど、ビタミン・ミネラルを「不足させない」意識が大切です。
アラフィフ世代は必要度がさらに高まる
40代後半からは、若い頃よりもビタミン・ミネラルの必要度が高まります。
1. 吸収率の低下
加齢とともに消化酵素や腸の吸収機能が落ちます。
2. 代謝機能の変化
抗酸化力が低下し、老化や生活習慣病のリスクに影響。
3. 回復力の鈍化
筋肉や関節の修復スピードが遅くなり、栄養不足の影響を受けやすくなります。
私がマルチビタミンミネラルを続ける理由
いろいろなサプリを試してきましたが、今は「本当に必要だと思うもの」だけを継続しています。
その中でも、マルチビタミンミネラルは健康維持のベースサプリとして欠かせません。
理由はシンプルで、不足しがちな栄養素をまんべんなくカバーできるから。
理想を言えば、それぞれの栄養素を単体で摂るのがベストだと思っています。というのも、同時に摂取するとお互いに吸収を妨げ合う栄養素もあるからです。
実際、私は亜鉛だけは「銅も一緒に含まれた単体サプリ」を選び、なるべく単体で摂るようにしています。
栄養素によっては「食後が良い」「空腹時が良い」など条件も違うので、本来はそれぞれを摂り分けるのが理想でしょう。
ただ、毎日それを管理し続けるのは現実的にはかなり大変です。だからこそ、多少のバッティングがあったとしても、マルチビタミンミネラルをベースサプリとしてまとめて摂る方が、楽で続けやすいと感じています。
その手軽さこそが、長く健康を意識していくうえでの大きなメリットだと思います。
どれだけ食事に気をつけても、体調や生活環境によって微量栄養素の不足は起こります。マルチビタミンミネラルは、その“栄養の穴”を埋める保険のような存在です。
私の場合は、マルチビタミンミネラルを朝食後と夕食後に1回ずつ、合計2回摂るタイプを使っています。
さらに就寝前には亜鉛を単体で取り入れるようにしています。
このように「基本はマルチでまとめて補いながら、亜鉛だけは単体でフォローする」という形にしてから、管理がシンプルになり、無理なく続けられるようになりました。
まとめ
現代の食事ではリアルフードだけで全ての栄養を満たすのは難しい
・筋トレをする人は代謝が活発で栄養の消耗が大きい
・アラフィフ世代は吸収力・回復力の低下により必要性が高まる
・マルチビタミンミネラルは健康維持のベースサプリとしておすすめ
私はこれからも、毎日の健康とパフォーマンス維持のために、マルチビタミンミネラルを続けていくつもりです。


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