1. たんぱく質の重要性
たんぱく質は筋肉や肌、髪、爪、ホルモン、免疫細胞など、カラダのほぼ全ての組織や機能に関わる栄養素。不足すると、筋力低下や代謝の鈍化、疲労や肌・髪のトラブルの原因になります。
2. 日本人はたんぱく質不足が多い?
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、成人男性65g・女性50gが目安ですが、特に高齢者やダイエット中の方を中心に、この目安を満たしていない人が少なくない傾向です。
3. トレーニーはさらに多く必要
トレーニングを行う方には、体重1kgあたり1.6〜2.0gのたんぱく質(例:70kgなら110〜140g)が推奨されます。この量を毎日リアルフードだけで確保するのは、調理・コスト・食事量の観点から非常にハードルが高い。そこでプロテインパウダーが効果的です。
4. 市販プロテインは手軽になった一方で選びにくい
今では薬局やスーパー、さらにはコンビニにもずらりと並ぶプロテイン。選択肢が増えすぎて、「どれを選べばいい?」という声が多いのも当然です。
5. 市販プロテインの“甘さ”の背景
最近のプロテインは本当に美味しくなりましたが、その甘みの多くは人工甘味料によるもの。人工甘味料や過剰な甘味は、体の炎症と関係する可能性が指摘されています。
私自身も、甘味料入りのプロテインを飲むと体調に違和感を覚えることがあり、無添加を選ぶようになりました。
【エビデンス補強】人工甘味料と炎症・健康への影響
炎症促進の可能性(動物実験)
ラットを対象とした研究では、アスパルテームによって抗・炎症性サイトカインともに強い上昇が認められ、次いでスクラロースや砂糖でも同様の傾向がありました 。
**腸壁への悪影響と腸内細菌への影響(ヒト・動物研究)**
「ネオテーム(neotame)」という人工甘味料は、一部の研究では、腸壁のバリアや腸内環境への影響が報告されています。
ただし、ヒトでの影響ははっきりしておらず、今後の研究が待たれています。
免疫機能への抑制(動物研究)
スクラロースの高用量摂取は、マウスのT細胞の増殖や機能を抑えることがわかり、炎症性疾患(例:関節リウマチ)の治療効果の可能性も指摘されていますが、一方で免疫力低下の懸念もあります 。
心血管系リスク(動物研究)
アスパルテームを継続摂取したマウスでは、インスリンの急上昇と動脈に脂肪プラークの蓄積が見られ、動脈硬化のリスクが示唆されています。ただし、ヒトへの影響は確認されておらず、さらなる研究が必要です 。
長期使用と疾患リスク(コホート研究)
女性を対象とした11.9年の追跡研究では、人工甘味料の定期的な摂取が、脳卒中や虚血性心疾患、全死因死亡リスクの増加と関連していました 。
国際機関の慎重な見解
世界保健機関(WHO)は、非糖質甘味料について「体重管理や非感染性疾患のリスク低減には長期的な利益がない」と指摘し、使用には慎重であるべきとしています 。
昔の「まずいプロテイン」は実は良かった?
今思えば、昔のとんでもなくまずい超プレーンタイプのプロテインは、添加物が少なく素材そのままだったのかもしれません。(笑)
味は進化しましたが、その分「健康志向」という点では昔のほうが良かったとも感じます。
7. 私が選ぶのは「FIGHTCLUBの無添加プレーンプロテイン」
「正直、味は美味しくありません」…これ本音です(笑)。でも、人工甘味料・香料の影響がなく、体への負担がないことが最大の魅力。コーヒーや無糖ココアを少し混ぜるだけで、グッと飲みやすくなるのもいいところです。
8. まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|
| たんぱく質の重要性 | カラダのあらゆる機能を支える基盤 |
| 日本人の不足傾向 | 特に高齢者やダイエット中に顕著 |
| トレーニーの必要量 | リアルフードだけでは確保が難しい |
| 市販プロテインの選びにくさ | 種類やフレーバーが多すぎる |
| 人工甘味料のリスク | 炎症、腸壁・免疫機能への影響、長期リスクの懸念の報告がある |
| 無添加プロテインのメリット | シンプルで体に優しく、習慣にしやすい |
「毎日の習慣にするなら、体に優しいものを」
これが、私が無添加プレーンタイプのプロテインを選び続ける最大の理由です。


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